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会長挨拶

日本医学看護学教育学会―多職種チーム医療の中の医学看護学


会長 山下一也 島根県立大学学長代行


本学会は、「山陰医学看護学教育研究会」として、山陰両県の医科大学、看護学院の教員、病院職員などが一同に会し、平成3年3月19日に島根県立総合看護学院(出雲市)で産声をあげました。その時の会員・役員は、島根県立総合看護学院と島根医科大学の教員が中心でした。その後、この学会も全国組織になり、総会は第33回を数え、全国各地に学会会員約500名の学会に成長することとなりました。そして、毎年の総会、セミナーを開催し、学会誌(年2~3回)を発行しております。

近年の医療の進歩とともに、医学、看護学、助産学、公衆衛生看護学などの教育方法も随分と変化したように思います。各分野にはそれぞれの教育学会が組織され、今や大きな学会に成長しておりますが、これらの分野の皆さまが一同に会し、討議できる学会としては恐らくこの学会のみと思います。多職種の様々な教育関係者や現場の臨床をされていらっしゃる関係の皆さまが集うことにより、様々な形で相乗発展していけばと思っているところでございます。

前会長の塩飽邦憲先生は本学会の目標について、下記のことを挙げられておりましたので、ここに引用させていただきます。

「本学会の特徴としては、主として次のようなことをあげることができます。
  • 各々の教育機関、医療機関などにおける優れた取り組みを学び合う場であること
  • 従来から個別にすすめられてきた医学領域、看護学領域などの教育研究などについての隔壁を取り除き、相互連携のもとに研究交流を進める場であること
  • 卒前教育機関に限らず、卒前卒後教育に関係するスタッフの生涯教育ネットワークの場であること
  • チームプラクティスに関係する医学、看護、福祉、教育などの関係者が相集い、教育機関、医療機関、諸施設、地域などを包括し、貴重な総合的ケアの実践とその研究成果などを交流し、楽しく相互に学び会う場であること
  • 保健、医療、福祉、医学、看護、教育などの課題と展望を明らかにしていく場であること」

30年の以上の学会の歴史の重みを感じつつ、さらなる発展に向け全力を尽くすつもりです。会員の皆さまの変わらぬご支援とご指導のほど、どうかよろしくお願い申し上げます。

令和5年1月4日