学術学会バックナンバー

第20回日本医学看護学教育学会学術学会

期日 平成22年3月13日(土)
会場 島根県立大学短期大学部出雲キャンパス
(島根県出雲市西林木町151番地)
テーマ 「地域に愛され、地域で育つ専門職をめざして」

第20回日本医学看護学教育学会学術学会のご案内

会頭 山下一也(島根県立大学短期大学部出雲キャンパス副学長)

第20回日本医学看護学教育学会学術学会をお世話させていただくことになりました。

第19回の本学会は、紀州和歌山市で開催されましたが、第20回は再び神話の国出雲に帰ります。会場は出雲市の北に位置しております島根県立大学短期大学部出雲キャンパスにて行います。本学は、平成19年4月に県内の3大学・短期大学が統合法人化されたのに伴い、島根県立看護短期大学から、島根県立大学短期大学部(看護学科、専攻科)へと変わりました。島根県立大学の使命の一つが、地域貢献であり、地域とともに歩んでいくことを大きな柱にしております。そこで、今回の学会のテーマは「地域に愛され、地域で育つ医療職を目指して」と致しました。

さて、政府の「骨太の方針2009」の素案では、当初「社会保障費の自然増の2200億円抑制」とされておりましたが、その後その素安はひとまず下ろされましたが、今後とも医療費の抑制と医師不足は平行しながら動く可能性が大きいと思います。

その流れの中で、最近ナースプラクティショナー(NP)の話が出てきております。NPは米国などで導入されているもので、大学院などで専門的トレーニングを受けた看護師が、現在わが国では認められない医療行為までを行う職種です。日本ではNPは制度化されていないものの、2008年4月から大分県立看護科学大学大学院が、全国に先駆けてNP養成を開始しています。同大学は、政府の構造改革特区に再三申請し、一定の条件下での看護師の業務範囲の拡大を求めていますが、今のところまだ認められていません。

しかし、このことは新しい看護の扉が少しずつ開かれつつあると言っても過言ではありません。そこで本学会の特別講演はわが国でのNPの議論をリードしておられます大分県立看護科学大学学長 草間朋子氏をお迎えし、この方面の内容について御講演をしていただく予定であります。

より質の高い医療人を目指して多くの新しい議論が起こることを期待しております。

特別講演

「大学院教育の実質化とナースプラクティショナーの養成」

講師:草間朋子先生(大分県立看護科学大学・学長、日本看護協会・副会長)
座長:雫稔弘先生(出雲市立総合医療センター院長)

日程

各種締めきり

  • 演題申し込み・抄録締めきり 平成22年1月11日(月)必着
  • 参加申込締め切り 平成22年2月26日(金)

平成22年3月13日(土)

  • 9:00- 受付
  • 9:50- 開会挨拶
  • 10:00-11:30 特別講演
  • 11:40-12:00 総会
  • 13:00-15:00 一般演題発表
  • 15:00 閉会