学術学会バックナンバー

第22回日本医学看護学教育学会学術学会

期日 平成24年3月24日(土)・3月25日(日)
会場 鳥取大学医学部 アレスコ棟
(鳥取県米子市西町86)
テーマ 「医療、教育、研究の融合!」

第22回日本医学看護学教育学会学術学会のご案内

会頭 前田隆子(鳥取大学医学部保健学科)

第22回日本医学看護学教育学会学術学会をお世話させていただきます。会場は、鳥取大学医学部アレスコ棟です。鳥取大学は鳥取市のキャンパスと米子市の医学部キャンパスがありまして、本学会は米子で開催いたします。

鳥取大学は鳥取市のキャンパスと米子市の医学部キャンパスがありまして、本学会は米子で開催いたします。JR山陰本線米子(よなご)駅から徒歩で15分程度です。米子は大山の麓、そして境港に隣接し、境港市は水木しげるロードや魚市場でにぎわっています。3月の慌ただしい時ではありますが、今から計画し、万障繰り合わせてご参加いただきたく、お待ちしています。

さて昨年度の学会(会頭 島根大学、塩飽教授)では、科学としての「医学教育学」の理論を「医学教育」の現場に適応するというモデルの限界、この限界性に対して、内省(Reflective thinking Practices)が重要であることが取り上げられました。「医学看護学教育に内省的実践モデルを!」との提案でした。

本年度のテーマは「医療、教育、研究の融合」といたしました。

昨年度の学会直後、本年・平成23年3月11日(金)に発生した東北地方太平洋沖地震とそれに伴って発生した津波、およびその後の原子力発電所の事故による東日本大震災では多数の死者と計り知れない災害が発生し、今なお大変な状況が続いています。亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、被災された皆さまに心からお見舞い申し上げます。災害現場からの報道では医療施設、医薬品、医療スタッフの不足、心のケアの必要性が伝えられています。チーム医療の重要性を改めて考え、被災された方々が生活を立て直そうという気力を取り戻されるようこれまでに培ってきた研究の成果を現場に活かし、人々の健康を支援できる質の高い医療人の育成に今一層力を注がなければならないと感じます。

医療現場ではリハビリ専門病院、救急災害科、がん専門病棟の設置、また専門の資格をもつスタッフの配置、卒後教育制度の導入など専門教育や実務実習の充実が図られ、質の高い医療人育成のために様々な取り組みがなされています。看護学教育では今、保健師・助産師国家試験受験要件の変更に伴うカリキュラムの見直しが進行し、実習時間が増加すると思われます。教育内容ではモデルコア・カリキュラムやチュートリアル教育、地域医療学、基礎となるEvidenceに基づく医学看護学教育の諸問題があり、そして研究では産官学の連携が進行するなど、これまでにも増して活性化し、高度先進医療に必要な研究が日夜続けられています。

更なる発展を遂げていくためには、医療現場、教育、研究者の連携が求められ、各人がどこに所属しているかによって比重の置き方は違うと思いますが、実践・教育・研究を融合させていく必要があると考えます。皆さまの日頃の取り組み、成果をご発表いただき、討論できる場にしたいと考えています。鳥取大学で開催予定の第22回日本医学看護学教育学会学術学会に、是非、多数のご参加を賜りますようお願い申し上げます。

特別講演

「発達性読み書き障害研究の今―現場の疑問・脳科学からの解明・そして医療へ―」

講師:小枝達也(鳥取大学地域学部教授)

会頭講演

「リプロダクティブヘルス〜私にとっての教育、実践、研究〜」

講師:前田隆子(鳥取大学医学部保健学科教授)

日程

平成24年3月24日(土)

  • 15:00-16:00 プレコングレスセミナー(会場:アレスコ棟3階セミナー室) 「地理情報システム(Geographic Information System)の医学看護学への活用方法」 講師:濱野強(島根大学プロジェクト研究推進機構疾病予知予防研究拠点講師)
  • 16:30-18:00 評議員会、理事会合同会議
  • 18:20- 懇親会

平成24年3月25日(日)

  • 8:30 受付
  • 9:00-9:20 会頭講演
  • 9:30-12:00 一般演題発表
  • 12:10-12:30 総会
  • 13:10-15:10 特別講演
  • 15:20 閉会