学術学会バックナンバー

第33回日本医学看護学教育学会学術学会

日時 2022年3月11日(土)
会場 穂の国とよはし芸術劇場PLAT
テーマ 「時代に沿った医療職教育と地域社会の健康増進」
会頭 会頭:藤井徹也(豊橋創造大学保健医療学部看護学科)
ポスター
WEBサイト

ご挨拶

 この度、第33回日本医学看護学教育学会学術学会を2023年3月11日(土)に愛知県豊橋市(穂の国とよはし芸術劇場PLAT)で開催させていただくことになりました。未だ新型コロナウイルスの感染状況は終息せず、今後の動向が懸念されますが、現地開催での直接交流を願い、現在、鋭意準備を進めております。

 第33回日本医学看護学教育学会学術学会のテーマは、「時代に沿った医療職教育と地域社会の健康増進」としました。2019年頃から続く新型コロナウイルス感染症の蔓延により、医療現場では感染状況に応じた柔軟な対応が必要とされています。また、地域社会においては、感染拡大を予防しながらも日常生活を続けていくために、適切な行動をとることが求められます。このような状況を鑑みて、十分な知識と対応力を持ち、正しい情報発信を実践できる医療職が必要であると考えます。また、今後は在宅医療が主体となり、地域社会のニーズにあった医療・看護の実践家が必要となります。本学術学会を通して、それぞれの地域の特徴と社会背景に伴い変化する健康課題に対応できる医療のあり方、さらにはそれらを実践する医療職者の教育について考える機会としたいと思います。教育講演、教育シンポジウムでは、それらに関連したテーマを企画しました。「コロナ禍における新卒医療者の課題とサポート」をテーマに、基礎教育において、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた学生の卒後継続教育の現状について、臨床の方々と討議をしたいと考えております。

 招聘講演では、健和会臨床看護学研究所の所長川島みどり氏をお迎えし、「看護技術の可能性-その変遷の歴史をふまえて-」をテーマに、ご講演をいただく予定です。川島先生のこれまでの豊富なご経験から、看護技術、さらには看護がどのように発展してきたのか、その道のりを改めてお伺いすることは、これからの看護がどうあるべきかを見つめなおすきかっけになるのではないでしょうか。

 その他、教育講演、教育シンポジウムを予定しており、医療者を対象とした研究スキル向上のための講演や医療教育のためのVR教材活用に関するシンポジウムなど、多彩なテーマを企画しております。さらに3月11日の開催に合わせ、市民公開講座では地域の特徴を捉えた災害対策について、愛知大学名誉教授の藤田佳久氏から「愛知県豊川下流域に生きている伝統的治水システム「霞堤 」」をご講演いただきます。

 本学術学会を通して、全国の医療職教育の発展や地域社会の健康増進に繋がることを期待しております。当日は、豊橋市を中心とした地元の医療職の皆さまや全国の医療職・教育者の皆さまなど、多くの方と交流ができることを楽しみにしています。豊橋市は、愛知県の東部にある自然豊かな街です。全国でも数少なくなった路面電車が今も走っています。豊橋駅は新幹線が乗り入れており交通の便もよいので、ぜひ現地にお越しください。感染状況によりやむを得ずWEB開催、ハイブリッド開催への変更となる場合もございますが、いずれにしましても多くの皆さまにご参加いただけますようよろしくお願い申し上げます。

会頭:藤井徹也(豊橋創造大学保健医療学部看護学科)