期日 | 2009年10月4日(日)10:30〜16:50 (予定) |
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会場 | 川崎医療福祉大学大会議室(岡山県倉敷市松島288) |
テーマ | 「ゆたかな心を育てる教育」 |
実行委員長:小河孝則(川崎医療福祉大学医療福祉学研究科長)
実行委員:津島ひろ江(川崎医療福祉大学保健看護学科長)
実行委員:岡田美保子(川崎医療福祉大学医療情報学科教授)
実行委員:寺延美惠子(川崎医療福祉大学医療秘書学科講師)
岡山県倉敷市は、山陽道の中央に位置し、中四国地方の交通の要衝として古くから重要な位置にあり、古代から大和地方と並んで古代吉備の文化発祥の地として栄えた晴れの国です。
第12回学術セミナーは、この倉敷市で開催されることになりました。
本学の岡田喜篤学長に教育講演、NPO法人ささえあい医療人権センターCOMLの辻本好子理事長に特別講演をお願し、本学3学科のシンポジストによるシンポジウムを企画いたしました。
ここにご案内させていただきまして、多くの皆様がたのご参加をお待ちしています。
講師:岡田喜篤(川崎医療福祉大学学長)
講師:辻本好子(NPO法人ささえあい医療人権センターCOML理事長)
シンポジスト:
「国際生活機能分類:活用の方法と事例」
三田勝己(星城大学大学院教授、川崎医療福祉大学客員教授)
「よりよいソーシャルワーカーの育成」
長崎和則(川崎医療福祉大学医療福祉学科教授)
「法医事例を活用した看護学教育の新たな展開―より質の高い看護医療の実践を目指して―」
守屋文夫(川崎医療福祉大学保健看護学科教授)
指定発言:
佐藤勝(日本医学看護学教育学会理事・評議員)
(新見市役所哲西支局参与〈保健医療担当〉、哲西診療所長)
辻本好子(NPO法人ささえあい医療人権センターCOML理事長)
実行委員長 小河孝則(川崎医療福祉大学)
2009年10月4日(日)に川崎医療福祉大学にて、第12回学術セミナーを開催させていただきました。今回のセミナーでは、「ゆたかな心を育てる教育」を主テーマに、本学の岡田喜篤学長に「川崎医療福祉大学における学生教育-ゆたかな心の社会人をめざして-」のテーマで教育講演をいただきました。次に辻本好子NPO法人ささえあい医療人権センターCOML理事長に「いま患者が医療に求めること-安全、安心、納得とともに築く医療者と出会いたい-」のテーマで特別講演を、仙台市での開催全国国保地域医療学会を終えての帰路、当セミナーにお越しいただきました。
「いま患者が医療に求めること」をテーマに、佐藤勝理事・評議員(新見市役所哲西町支局参与、哲西町診療所長)、辻本好子COML理事長に指定発言、三田勝巳星城大学大学院教授の「国際生活機能分類:活用の方法と事例」、長崎和則本学医療福祉学科教授の「よりよいソシャルワーカーの育成」、守屋文夫本学保健看護学科教授の「法医事例を活用した看護教育の新たな展開-より質の高い看護医療の実践を目指して-」の異なる領域の各演題でシンポジウム、本学の梶谷文彦副学長による総合討論・まとめをおこないました。
21世紀の医療は、患者の視点の尊重と自己責任、医療の質の向上、地域医療の確保など総合的な取組を推進することが提示されています。医療と福祉健康科学を統合した本学の教育理念、多職種医療福祉現場におけるチーム医療福祉の一員となり得る人材育成、本学の考える「医療福祉学教育」とは何かを、会員の皆さまと討論いたしたく思っていました。
医学は高い専門性を有する学問です。しかし、その医学を実践する医療の場は、医療従事者と患者を含めた人と人との協働がなければ成り立たないのです。辻本氏は、医療者と患者のコミュニケーションの重要性について『患者は、自分の病状や治療方法、処置内容などについて医療従事者から説明を受けた時、知性で「理解」できたとしても感情で「納得」できないことも多いため、医療者は、合理的な説明と同時に、最善を尽してくれていると患者が感じることができる言葉と態度を心がけねばならない』と言及されました。
専門的な知識・技術はもちろん、高いコミュニケーション能力、さらに患者や家族の思いを感じ取れる感受性を持った専門職を養成する教育のあり方について考える良い機会となりました。 独立行政法人国立病院機構本部中国四国ブロック事務所の医療課長田中信一郎先生は、機構内病院の関係者に、香川県立中央病院の宮下雅樹医事課長は院内各部署に情報発信をしてくださいました。ご参加をいただきました関係者の皆さまにありがとうございます。
辻本好子COML理事長、塩飽邦憲島根大学教授、佐藤勝理事・評議員、岡田喜篤学長、梶谷文彦副学長、シンポジスト・座長の皆様方には、ご多忙なところご講演をいただき、心よりお礼と感謝を申しあげます。最後に、開催の機会をいただきました学術学会委員会 住田佳子委員長に、心より感謝申しあげます。
川崎医療福祉大学 医療秘書学科 (担当:寺延美惠子)
TEL:086-462-1111(54948:内線)
E-mail:miekot@mw.kawasaki-m.ac.jp