日時 | 平成28年11月19日(土)13:00~16:00 |
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会場 | 島根県立産業交流会館 くにびきメッセ 国際会議場 (島根県松江市学園南1丁目2番1号) |
テーマ | 「患者主体の医療に向けて医療人はどう取り組むか」 |
実行委員長 内田眞澄(松江総合医療専門学校)
この度、第19回学術セミナーを松江市で行うこととなりました。
今回のテーマは「患者主体の医療に向けて医療人はどう取り組むか」とし、基調講演は奈良県立医科大学健康政策医学講座 講師 岡本左和子先生による「医師と患者の関係」と題し、ご講演いただきます。
シンポジウムは臨床現場の医師、看護師、研修医、学生の立場から患者主体の医療に向けて、現状や考え方などについて発信をいただき、活発な討論ができることを期待しております。
澤田勝寛(松江総合医療専門学校 理事長)
講師:岡本左和子(奈良県立医科大学健康政策医学講座 講師)
座長:錦織優(松江総合医療専門学校 学校長)
座長:武海栄(松江総合医療専門学校看護学科 教員、前松江医療センター 看護部長)
シンポジスト:
医師の立場 室津和男(松江赤十字病院 精神神経科部長・緩和ケア部部長)
看護師の立場 飯島可奈子(島根大学医学部附属病院 看護師)
研修医の立場 内藤由紀(島根大学医学部附属病院 研修医)
学生の立場 村上早紀(松江総合医療専門学校看護学科 4期生)
〒690-0265 島根県松江市上大野町2081-4
松江総合医療専門学校看護学科内
(実行委員長:内田眞澄)
TEL:0852-88-3800
FAX:0852-88-3660
E-mail:m-kango1@matsuecc.ac.jp
実行委員 増原清子(松江総合医療専門学校 専任教員)
第19回学術セミナーは、島根県立産業交流会館くにびきメッセ国際会議場において、2016年11月19日(土)に開催いたしました。松江市での開催は平成14年以来14年ぶりであること、歴史ある松江城が国宝になったこともあり、222名(学生を含む)の参加者を得ることができました。
本校では初めて開催させていただくこととなり、当日の午前中は会にふさわしい会場にするべく教員が一丸となってお迎えし準備をさせていただきました。
メインテーマを「患者主体の医療に向けて医療人はどう取り組むか」と題し、基調講演では、奈良県立医科大学公衆衛生学講座講師、元ジョンズ・ホプキンス病院国際部 岡本左和子先生をお迎えし、「医師と患者の関係」のテーマでご講演いただきました。コミュ二ケーションのメカニズム、コミュニケーションにおける共通基盤の重要性、焦点の異なるコミュニケーション等について多くの事例を示しながら、又、パワーポイント内容を参加者の手元に準備し聴講致しました。学生も質問の機会を得、活発な意見をいただきました。終了後のアンケート結果(回収率77%)では、大変参考になったと87%が回答し、「本物のコミュニケーションは何か学べた」「考えるきっかけとなった」「患者との会話では固執した考えを捨て、なぜその言葉なのか立ち止まって考える時間を持ちたい」等参加者の多くが示唆を得られたことがわかりました。
後半のシンポジウムでは、テーマを「患者主体の医療に向けて医療人はどう取り組むか」とし、シンポジストは松江赤十字病院神経内科部長・緩和ケア部部長 室津和男先生、島根大学医学部附属病院研修医 内藤由紀氏、島根大学附属病院看護師 飯島可奈子氏、松江総合医療専門学校看護学科4期生(3年生) 村上早紀氏の4名の方から、それぞれの立場からの提言をいただきました。アンケート結果では「大変参考になった」と79%が回答し「さまざまな立場から考えを聞かせていただき参考になった、今後考えるきっかけになった」「学生の発表を聞き、改めて看護師ってなんだろうと自分を振り返って考えさせられた」「医療人は傲慢であってはいけないと思いました」「私も患者主体の看護がしたいと思った」等多くの示唆を得ました。
今回のセミナーが盛会に終了しましたのは本学会の事務局の皆様はじめ、会員の皆様、慈恵会の澤田勝寛理事長、松江総合医療専門学校の錦織優校長、職員の皆様の協力をいただきました賜物です。本当にありがとうございました。厚くお礼を申し上げます。
第20回学術セミナーは益田市・島根県立岩見高等看護学院での開催です。皆様にお会いできることを楽しみにしております。