学術セミナーバックナンバー

第23回日本医学看護学教育学会学術セミナー

日時 2020年11月16日(月)~29日(日)
会場 日本医学看護学教育学会ホームページにてオンデマンドによる配信
参加費 無料

第2期スポーツ基本計画を踏まえて、平成30年3月にスポーツ庁から公表されたガイドライン「スポーツ推進アクションガイド〜Enjoy Sport, Enjoy Life〜」において、地域住民を対象としたスポーツヘの興味・関心を喚起する国の先進的事例となる取り組みとして、名桜大学ヘルサポの健康支援活動が「国内の大学の中で唯一」取り上げられ掲載されました。今回は、その取り組みである大学と行政機関が連携し学生組織が中心で健康支援活動を実施する取り組みを紹介します。
また、世界一長寿村の一つとされる大宜味村民の健康長寿の秘訣を、名桜大学ヘルスサポートの学生たちが紹介します

ポスター

1部(50分)

「沖縄の長寿復活へ、公立大学を拠点に支援活動を展開-みんなをハピネスにする健康プロジェクト-」

高瀬幸一(名桜大学人間健康学部教授)

2部(20分)

「つなげる長寿のふるさと」ショートムービー

名桜大学ヘルスサポート学生(久米麟、田之上千聖、岸川明日香、吉松夏央、大沢詩音、谷口緋菜、丸山爽夏、安村日菜、安富祖匠平)

お問い合わせ

高瀬幸一(名桜大学人間健康学部)

E-mail:k_takase@meio-u.ac.jp
https://www.facebook.com/meio.HealthSupport

第23回日本医学看護学教育学会学術セミナーを終えて

実行委員長:高瀬幸一(名桜大学人間健康学部スポーツ健康学科)

第23回日本医学看護学教育学会学術セミナーは、当初沖縄県にある名桜大学において開催予定でしたが、昨今世界中を恐怖に陥れている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、誠に残念ながら日本医学看護学教育学会HP上にて11月16日(月)から11月29日(日)の期間においてオンデマンド配信による開催となりました。青い海、そして独特な原風景が色濃く残る「おきなわ」の地にての開催が叶わず、会員の皆様も落胆なされたのではないかと心苦しく思う次第です。

そのような中開催されました学術セミナーの内容は、1部と2部の2本立てで行い、1部のテーマは筆者が「沖縄の長寿復活へ、公立大学を拠点に支援活動を展開-みんなをハピネスにする健康プロジェクト-」と題してオンデマンドによるスライドショー形式にて講話を実施しました。また2部のテーマでは、名桜大学ヘルスサポート(ヘルサポ)の学生が「つなげる長寿のふるさと」と題して長寿で有名な沖縄県大宜味村を舞台に撮影を行ったショートムービーをオンデマンドにて配信を行いました。

1部のテーマの内容としては、第2期スポーツ基本計画を踏まえて、平成30年3月にスポーツ庁から公表されたガイドライン「スポーツ推進アクションガイド~Enjoy Sport, Enjoy Life~」において、地域住民を対象としたスポーツへの興味・関心を喚起する国の先進的事例となる取り組みとして、名桜大学ヘルサポの健康支援活動が「国内の大学の中で唯一」取り上げられ掲載されました。今回は、その取り組みである大学と行政機関が連携し学生組織が中心で健康支援活動を実施する、誰でも「踊る! 話す! 盛りあがる!」ことができる、CG(コンピューターグラッフィック)コンテンツを用いたユニークな健康プログラムの内容やその提供(支援)の仕組みについて紹介しました。現在この活動の仕組みは、沖縄県内の多くの市町村において活用され、地域住民の健康づくりやコミュニティの活性化の良きモデルとなってきています。

2部のテーマである大宜味村を題材としたショートムービーでは、ヘルサポの学生たちが大宜味村の長寿の秘訣を探りに大宜味村内の探索を実施し、地元住民のボランティアの皆さんが運営する「サーバシ食堂」や自家栽培の野菜を中心に長寿食を提供する地産地消の草分け的なお店である「笑味の店」を訪ねて、大宜味村の長寿の秘訣について解き明かしていくムービーとなっています。コロナ禍において学生たちもとても工夫・配慮しながら撮影を行い、貴重な経験・機会となったのではないかと考えています。

今回、オンデマンドでの開催になりましたが、大変大勢の会員の皆様に視聴いただき感謝を申し上げたいと思います。最後に、次年度鳥取看護大学において開催予定の第24回日本医学看護学教育学会学術セミナーが、無事に通常開催となることを祈念したいと思います。また、視察なども兼ねて皆様の名桜大学への訪問も重ねまして心待ちにしています。